「家でも何か練習したいけど、何をしたらいいんだろう？」
そう考えて卓球ラケットを手に取り、「玉つき（ボールつき）」を始めたものの、すぐに飽きてしまった経験はありませんか？
あるいは、あなたはこう思っているかもしれません。
「玉つきなんて、ただの暇つぶしでしょ？」
「上級者はフットワークやドライブの練習をするべきだ！」
もしあなたがそう考えているとしたら、上達の最も大切な土台を見過ごしています。
プロはなぜ地味な卓球の玉つきを続けるのか？
試合のプレッシャーがかかる場面で、なぜか「簡単なレシーブをミスする」
「ラケットの真ん中にボールが当たらない」という経験はありませんか？
複雑なフットワークやドライブ技術にばかり意識が向き、最も基本的な「ボールを正確に捉える能力」がおろそかになっていませんか？
あなたのラケット面は、常に意図した同じ打点でボールを捉えられていますか？
試合中のミスは、この「打点のブレ」が原因のほとんどを占めます。
トップ選手たちが、ウォーミングアップや自宅練習で今もなお地味な「玉つき」を欠かさないのは、この「ボールを繊細に捉える能力」を研ぎ澄まし続けているからです。
1. グリップ（握り方）に関する唯一の重要なポイント
玉つきトレーニングをする際は、ラケットを握る力を抜くことを特に意識してください。
グリップの力をなるべく抜いてラケットを握りましょう。
力を抜くことで、ラケット面を繊細にコントロールする感覚を養います。
2. 玉つきの基本的な3つのコツ（フォア・バック共通）
力を抜いてラケットを握ったら、以下の3つの基本を意識して玉つきをしましょう。
ラケットの真ん中（中央）に当てる
なるべくラケットのスイートスポット（真ん中）にボールを当てることを意識しましょう
同じタイミングを意識する
ボールをコントロールするために、一定のリズムやタイミングでつくことを意識します。
グリップの力を抜く
前述の通り、力を抜くことがスムーズな打球感覚を掴む鍵です。
3. バック面の玉つきのコツ（手首の使い方）
バック面で玉つきをする際に、フォア面の基本に加えて意識したいことがあります。
手首を少し固定する。
手の甲でボールを弾くようなイメージでボールをつくと、やりやすくなります。
4. フォアとバックの切り替えのコツ
フォア面とバック面を交互に切り替える玉つきのポイントです。
ラケットの上側を狙う
切り返しを行う際、少しだけラケットの上側にボールを当てると、ラケットの切り返しが非常にやりやすくなります。
回数を減らしてステップアップする
最初は、フォアで3回、バックで3回と回数を決めて切り返しを行いましょう。
慣れてきたら、2回ずつ、最終的には1回ずつと回数を減らしていくと上達が早いでしょう。
ボールの高さを出す
玉つきでボールの高さを少し出すことで、切り替えの準備をする時間が増え、やりやすくなります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、これらのポイントを意識してぜひ取り組んでみてください✨
