練習では完璧にできるのに、試合になると急に思い通りのプレーができない。
これは卓球選手なら誰もが抱える悩みです。
指導者から見ると、これは「当たり前のこと」であり、この壁を乗り越えるためには、技術習得に対する考え方と、試合中の戦術を見直す必要があります。
メンタルの壁を乗り越える!「できた」の基準を見直す
試合で力を発揮できないのは、「まだ技術が完全に身についていない」という状態であることを理解しましょう。
練習での成功は、実はまだ「完成」ではありません。
練習=勉強、試合=テスト 練習では、相手が優しくボールを返してくれたり、全力で仕掛けてこないため、成功体験が得やすいです。
しかし、試合では一球ごとにミスを誘う厳しいボールが飛んできます。
練習はあくまで「勉強」の段階です。
身についた証拠 技術が本当に身についたと言えるのは、相手の厳しいボールに対しても、試合中に無意識に自然とプレーが繰り出せるようになった時です。
焦らない 難しい技術が試合で自然に出るようになるまで、5〜6年かかることもあります。焦らず、地道にひたすら繰り返し練習を続けることで、筋肉に動きを記憶(条件反射)させることが大切です。
調子が悪い時こそ勝つ!戦術的思考への転換
試合中に「今日はこの技術が入らない…」と感じた時、感情的にならず、冷静に戦術を切り替える思考が勝利に直結します。
調子の悪さへの対応は、選手の性格によって二つに分かれます。
貫き通すタイプ 失敗しても、自分の武器だからと最後までやり通し、結果はどうあれ納得したい。
戦術を変えるタイプ 入らない技術はバッサリ諦め、別の戦術に切り替える。
相手が嫌がることをやる
勝つための鉄則は、自分がやりたいことよりも、「相手がやりたくないこと」をやらせることです。
例えば、自分の得意な技術が相手も得意で膠着状態になったら、自分の苦手な技術でも、相手がもっと苦手な場所や戦術で勝負を仕掛けましょう。
調子が悪いときこそ冷静になり、「相手は今何が嫌か?」「何をされたくないか?」を考えて戦術を切り替えることが、勝利への道です。
相手のやりたいことをさせないことが、試合を支配する鍵となります。

